四十肩、五十肩について
四十肩・五十肩と呼ばれる症状は慢性的な肩の痛みの総称であり、その中には様々な種類の症状が隠されています。肩の痛みはただ温めたり、マッサージをしても良くなりません。
どの種類の肩の痛みにも言えることは、“肩の痛みの根本は姿勢と骨盤・背骨の歪みから来ている”ということです。
これは最近ようやく医師の間でも証明されたようですが肩を治療する以上に、根本の姿勢・骨格を治療することは重要だということです。
上腕骨頭が正しい位置にあり、日々正常な動きをしていれば症状が起こることはありません。
肩が痛くなる人・ならない人、右の肩が痛くなる人・左の方が痛くなる人、全てこの姿勢・骨格から来る環境で決まります。
①腱板損傷
肩甲骨と上腕骨頭をつなぐ大切なインナーマッスル(回旋腱板)を急性・慢性的に損傷し、肩関節に痛みや可動域制限が出ている状態を指す
腱板損傷の原因
急性:日常生活やスポーツ中の動きの中での損傷
慢性:上腕骨頭のアライメント(配列)不良による繰り返しの摩擦により損傷
【腱板損傷の治療法】
①骨盤・背骨・肋骨の矯正をし、肩関節の痛みや可動域が改善する環境を整える
②肩甲骨と肩関節を矯正し上腕骨頭を正常な位置に整え、痛み・可動域を改善する
③ハイボルト(特殊電気)治療を用いて原因となっている腱板を直接アプローチし、筋緊張を取り除いて痛み・可動域を改善する
3ヶ月~12カ月
②インピンジメント症候群
“棘上筋”と言われる肩関節において非常に重要なインナーマッスルを上腕骨頭と烏口肩峰靭帯(CAアーチ)の間で挟み込みが起こり、60°~120°の間で強い痛みが発生します。
インピンジメント症候群の原因
骨盤・背骨・姿勢の不良による上腕骨頭の前方変位
【インピンジメント症候群の治療法】
①骨盤・背骨・肋骨の矯正をし、上腕骨頭が烏口肩峰靭帯に衝突しない環境を整える
②肩甲骨と肩関節を矯正し上腕骨頭を正常な位置に整え、正しい動きを繰り返し肩関節に記憶させていく
③ハイボルト(特殊電気)治療を用いて原因となっている腱板を直接アプローチし、筋緊張を取り除いて痛み・可動域を改善する
④EMS治療でインナーマッスル(体幹)を鍛え、身体の中にある筋肉のコルセットを作っていき矯正したままの正しい姿勢を自分でとれるようにする
3ヶ月~12カ月
③肩関節周囲炎・凍結肩
(フローズンショルダー)
肩関節の筋肉・靭帯・滑液包・関節包などの軟部組織に炎症が
起り、強い痛みと可動域制限が伴う状態を言います。
※50代に多い
肩関節周囲炎・凍結肩の原因
骨盤・背骨から来る上腕骨頭のアライメント(配列)不良
【肩関節周囲炎・凍結肩治療法】
①骨盤・背骨・肋骨の矯正をし、肩関節の痛みや可動域が改善する環境を整える
②ハイボルト(特殊電気)治療を用いて原因となっている筋肉・靭帯・滑液包・関節包を直接アプローチし、炎症を取り除いて痛み・可動域を改善する
③肩関節のモビリゼ―ションを行い、肩関節に無理がないように少しづつ可動域をつけていく
3ヶ月~6カ月
④上腕二頭筋長頭筋健炎
上腕骨の大結節・小結節間の結節間溝というところに局所的な痛みと炎症が伴う症状のことを言います。肩の動き初めの初動時に痛みが伴うのが特徴です。
上腕二頭筋長頭筋健炎の原因
上腕二頭筋の過緊張が起こり柔軟性が低下し、摩擦の起こりやすい腱に負担が加わり炎症が起こります。
この症状も、脊柱・骨盤・肩関節などの身体の軸となる関節を上手く使えていない為、日常生活動作で上腕二頭筋に負担が集中してしまっていることが多いです。
【上腕二頭筋長頭筋健炎の治療法】
①骨盤・背骨・肋骨の矯正をし、肩関節の痛みや可動域が改善する環境を整える
②ハイボルト(特殊電気)治療を用いて原因となっている上腕二頭筋を直接アプローチし、筋緊張を取り除いて痛み・可動域を改善する
③肩甲骨と肩関節を矯正し上腕骨頭を正常な位置に整え、痛み・可動域を改善する
1ヶ月~3カ月
【ひつじ整骨院と患者様との3つのお約束】
①問診を通じ、肩の症状の鑑別をしっかり行います
たくさんある腰痛の中から原因を特定し、なぜ痛みが出ているのか・どのように治療すれば良くなるか・いつ治るのかをプロの立場としてしっかりとお伝えします
②症状に合わせた正確な治療を行います
患者様の痛みを最短最速で取れる治療は何かを選び、当院で出来る最高の治療を行います。
③通院指導・アフターケアをしっかりと行います
患者さんの症状を良くする為にかかる期間と回数をしっかりと伝え、ご自宅・日常生活で行って頂きたいストレッチや身体のケアを指導させて頂きます。