肩こりがひどくなると、気持ち悪さや吐き気を感じることがあります。これは決して珍しいことではなく、多くの方が経験される症状です。肩や首の筋肉が極度に緊張すると、その周辺を通る血管や神経が圧迫されます。
特に首の前側には、脳へ血液を送る重要な動脈が通っています。この血管が筋肉の緊張によって圧迫されると、脳への血流が不足し、めまいや吐き気といった症状が現れるのです。
また、首の筋肉が硬くなると、自律神経のバランスも乱れやすくなります。自律神経は消化器系の働きもコントロールしているため、その乱れが胃腸の不調や気持ち悪さにつながることもあります。
現代人の多くは、スマートフォンやパソコンを使う時間が長く、知らず知らずのうちに猫背や前かがみの姿勢になっています。この姿勢が続くと、頭が本来あるべき位置より前に出てしまいます。
人間の頭の重さは約4キロから5キロ、ボーリングのボールほどの重さがあります。この重い頭を、本来は骨格で支えるべきところを、前に出た状態では首や肩の筋肉だけで支えなければなりません。
その結果、首や肩の筋肉は常に緊張状態となり、硬く凝り固まってしまいます。この状態が長く続くと、筋肉はさらに太く硬くなり、血管や神経を圧迫する力も強くなっていきます。こうして、肩こりと気持ち悪さの悪循環が生まれるのです。
肩や首の筋肉の緊張は、自律神経にも大きな影響を与えます。自律神経は背骨と背骨の間から出ており、体のさまざまな機能を調整しています。
猫背や姿勢の悪さによって背骨が歪むと、自律神経の通り道が圧迫され、その働きが乱れてしまいます。特に副交感神経という、体をリラックスさせる神経の働きが低下すると、睡眠の質が悪くなったり、疲れが取れにくくなったりします。
また、自律神経の乱れは消化器系にも影響し、食欲不振や胃のむかつき、気持ち悪さといった症状を引き起こします。肩こりと気持ち悪さが同時に起こる場合、この自律神経の乱れが大きく関係していることが多いのです。
T様が当院を訪れたのは、通りがかりに看板を見かけたことがきっかけでした。飲食店のホールで働くT様は、1週間から2週間ほど前から、肩と首に強い痛みを感じるようになっていました。
痛みの程度を10段階で表すと7という、かなり強いレベルです。しかも、思い当たる原因が全くありませんでした。特に怪我をしたわけでも、激しい運動をしたわけでもなく、いつの間にか痛みが始まっていたのです。
T様が特に困っていたのは、痛みが強くなると気持ち悪さを感じることでした。急にズキンと痛みが走り、それに伴って吐き気のような気持ち悪さが襲ってくるのです。この症状は時間帯や日によって波があり、予測できないことも不安を増大させていました。
飲食店のホールスタッフとして、T様は昼の2時から夜の10時まで働いています。長時間の立ち仕事で、お客様に料理を運んだり、テーブルを片付けたりと、常に動き回る仕事です。
この仕事中に突然痛みと気持ち悪さが襲ってくることが、T様にとって最大の悩みでした。お客様の前で顔をしかめたり、動きが止まったりすることはできません。しかし、痛みは容赦なく襲ってきます。
「仕事に行きたくない」とT様が口にするほど、症状は深刻でした。好きな仕事を続けたいという思いと、耐えがたい痛みとの間で、T様は毎日葛藤していたのです。このまま放置すれば、仕事を続けることさえ難しくなるかもしれないという不安も抱えていました。
初めての来院時、T様の体を検査してみると、驚くべき状態が明らかになりました。肩の筋肉は石のように硬く凝り固まっており、首の可動域は正常の半分以下にまで制限されていました。
しかし、T様自身は肩こりをほとんど自覚していませんでした。「肩こりが分かるんですか」と驚かれたほどです。長年の蓄積で、硬くなった状態が当たり前になってしまい、感覚が麻痺していたのです。
さらに、猫背や反り腰といった姿勢の問題も深刻でした。骨盤が前に大きく傾き、それをバランスを取るために背骨が大きくS字を描いていました。肋骨も右側が前に出てずれており、全身の骨格が歪んでいる状態でした。この状態では、頭痛が出ていないことの方が不思議なレベルだったのです。
骨盤は、人間の体を支える土台のような存在です。家に例えるなら、基礎の部分にあたります。この土台が傾いたり歪んだりすると、その上に建つすべての部分に影響が出てしまいます。
T様の場合、左の骨盤が下に落ち込み、右の骨盤が前に傾くという歪み方をしていました。この歪みは、骨盤の中央にある仙骨という骨も一緒に傾けてしまいます。
仙骨の上には背骨が積み重なっているため、仙骨が傾けば背骨全体も歪んでしまいます。こうして、骨盤の歪みは背骨を通じて、首や肩、さらには頭の位置にまで影響を及ぼすのです。
骨盤が前に傾くと、腰が反った状態になります。これを反り腰と呼びます。反り腰の状態では、そのまま前に倒れてしまいそうになるため、体は無意識にバランスを取ろうとします。
そのバランスの取り方が、背中を丸める、つまり猫背です。腰が反っている分、背中を丸めて重心を調整しているのです。そして最後に、首を前に出すことで、頭の位置を調整します。
この一連の動きは、すべて骨盤の歪みから始まっています。ですから、肩こりや首の痛みを根本から改善するためには、骨盤の位置を正しく戻すことが不可欠なのです。表面的な症状だけを見ていては、本当の原因にはたどり着けません。
正しい姿勢では、骨格が体を支えるため、筋肉はそれほど頑張る必要がありません。しかし、姿勢が崩れると、骨格だけでは体を支えきれなくなり、筋肉が常に緊張して支え続けなければならなくなります。
T様の場合、頭が前に出た姿勢のため、首と肩の筋肉が常に頭を支え続けていました。4キロから5キロもある頭を、筋肉だけで支えるのは大変な負担です。
この状態が1週間、2週間と続けば、筋肉は疲労困憊してしまいます。そして、限界を超えた筋肉は、強い痛みという信号を発するのです。T様の症状は、まさにこの状態でした。筋肉が悲鳴を上げていたのです。
当院では、トムソンベッドという特殊な施術台を使用して骨盤矯正を行います。このベッドは、空気の力で各パーツが上下に動く仕組みになっています。
施術では、まずベッドのパーツを上げておき、その上に患者様に寝ていただきます。そして、施術者が適切な位置に圧をかけながら、ベッドを下げます。このとき、「ポコン」という音がしますが、痛みはほとんどありません。
患者様の体重とベッドの落下する力を利用して、骨盤や背骨を正しい位置に導いていきます。力任せに押したり引いたりするのではなく、体の自然な動きを利用するため、2歳の子どもから90代の高齢者まで、安全に施術を受けることができます。
T様の施術は、まず左側の骨盤から始めました。左の骨盤が下に落ち込んでいたため、ここを正しい位置に戻すことが最優先でした。
次に、反り腰になっている腰椎の矯正を行いました。腰の骨と骨の間の関節に負担がかかっていたため、このまま放置すればヘルニアになるリスクもありました。
続いて、肋骨の矯正です。右側の肋骨が前に出てずれていたため、これを正しい位置に戻しました。肋骨が正しい位置にないと、呼吸が浅くなり、自律神経の働きも乱れてしまいます。
さらに、肩甲骨の矯正も行いました。肩甲骨が外側に開いて固まっていたため、これを正しい位置に戻すことで、肩の動きが大きく改善されました。
施術前、T様の首の可動域は非常に制限されていました。右を向こうとしても、顔が真横まで向かず、途中で止まってしまう状態でした。上を向くことも、天井と壁の境目までしか見えませんでした。
しかし、骨盤矯正ベルトを巻いて骨盤を正しい位置に固定すると、首の動きが劇的に変わりました。右も左も真横までしっかり向けるようになり、上を向いたときも天井がはっきり見えるようになりました。
肩の可動域も大きく改善しました。施術前は、腕を上げても耳の横まで届かなかったのが、施術後は耳の後ろまで上がるようになりました。腰の回旋も、ベッドの後ろが見えるほどスムーズに動くようになりました。
この変化を体験したT様は、「すごい」と何度も驚きの声を上げていました。骨盤を整えるだけで、全身の動きがこれほど変わることに、実感を持って理解していただけました。
施術前後の姿勢を写真で比較すると、その変化は一目瞭然です。施術前の写真では、T様の耳が肩のラインよりもはるかに前に出ていました。これは、頭が前に突き出た状態を示しています。
また、足首から引いた垂直線と耳の位置を比べると、大きくずれていることが分かりました。本来、耳・肩・腰・膝・足首は、横から見たときに一直線上に並ぶのが理想的な姿勢です。
施術後の写真では、耳がしっかりと肩の上に乗り、足首から引いた垂直線ともほぼ一致していました。肩も内側に巻き込んでいた状態から、自然に開いた状態になっていました。
この姿勢の変化は、見た目が良くなるだけではありません。骨格で体を支えられるようになるため、筋肉への負担が大幅に減少します。これこそが、痛みを根本から改善するための第一歩なのです。
体の可動域が改善するということは、関節や筋肉が正常に動けるようになったことを意味します。T様の場合、施術前は本来の半分程度しか動かせなかった首や肩が、施術後はほぼ正常な範囲まで動くようになりました。
可動域が制限されている状態では、日常生活のあらゆる動作に支障が出ます。振り返る動作、物を取る動作、服を着る動作など、私たちが無意識に行っている動きのすべてが、制限された可動域の中で行われることになります。
その結果、本来使うべき筋肉が使えず、別の筋肉で代償しようとします。この代償動作が、さらなる痛みや不調を生み出す原因となるのです。可動域が改善することで、こうした悪循環を断ち切ることができます。
肋骨の位置が正しくなると、呼吸が深くできるようになります。T様の場合、肋骨が右側に寄ってずれていたため、胸が十分に広がらず、呼吸が浅くなっていました。
浅い呼吸は、自律神経のバランスを乱す大きな要因です。特に、リラックスを司る副交感神経の働きが低下し、常に緊張状態が続いてしまいます。
施術後、肋骨が正しい位置に戻ったことで、胸郭が広がりやすくなり、深い呼吸ができるようになりました。深い呼吸は副交感神経を活性化させ、体をリラックスさせる効果があります。
T様自身は呼吸の浅さを自覚していませんでしたが、施術後に「息がしやすくなった」と感じていただけました。これは、自律神経のバランスが整い始めたサインでもあります。
飲食店のホールスタッフは、料理を運ぶ際に前かがみの姿勢になることが多くあります。トレイを持って運ぶ動作、テーブルに料理を置く動作、テーブルを拭く動作など、すべて前かがみです。
この前かがみ姿勢は、骨盤を前に傾け、腰を反らせる動きです。短時間であれば問題ありませんが、これが8時間も続くと、体には大きな負担がかかります。
T様の場合、昼の2時から夜の10時まで、休憩を挟みながらも長時間この姿勢を繰り返していました。その結果、前かがみの姿勢が体に染み付いてしまい、立っているときも無意識に前重心になっていたのです。
長時間の立ち仕事は、足にも大きな負担をかけます。特に前重心の姿勢では、つま先側に体重がかかり続けるため、ふくらはぎの筋肉が常に緊張状態になります。
ふくらはぎは「第二の心臓」と呼ばれ、下半身の血液を心臓に戻すポンプの役割を果たしています。この筋肉が硬くなると、血液循環が悪くなり、足のむくみや疲労感が増します。
さらに、足の疲労は腰や背中にも影響します。足が疲れると、無意識に楽な姿勢を取ろうとして、さらに姿勢が崩れていくのです。こうして、足の疲労が全身の不調につながっていきます。
長時間労働の中で、休憩時間の過ごし方は非常に重要です。しかし、多くの人は休憩中もスマートフォンを見たり、前かがみの姿勢を続けてしまいます。
理想的には、休憩中は背筋を伸ばして座る、軽いストレッチをする、深呼吸をするなど、仕事中とは逆の動きを取り入れることが大切です。これにより、筋肉の緊張を一時的にでも解放することができます。
T様にも、休憩時間の過ごし方についてアドバイスをさせていただきました。簡単なストレッチや、肩甲骨を動かす体操など、短時間でできる方法を実践していただくことで、仕事中の負担を軽減できます。
T様の肩は、いわゆる「巻き肩」の状態でした。巻き肩とは、肩が前に巻き込むように丸まった状態のことです。この状態では、肩甲骨が外側に開いて固まってしまいます。
肩甲骨は本来、背中の中央寄りに位置し、上下左右に自由に動くべきものです。しかし、巻き肩の状態では、肩甲骨が外側に引っ張られ、動きが大きく制限されてしまいます。
肩甲骨の動きが悪くなると、肩全体の可動域も制限されます。腕を上げる動作、後ろに手を回す動作など、日常生活の多くの動作に支障が出てしまうのです。
巻き肩の状態では、胸の前側の筋肉が常に縮んだ状態になります。この筋肉が短縮すると、肩を後ろに引く動作が難しくなり、さらに巻き肩が進行してしまいます。
また、短縮した筋肉は硬く太くなります。胸の前側には、腕や手に向かう血管や神経が通っていますが、硬くなった筋肉がこれらを圧迫してしまうことがあります。
この圧迫が進むと、手のしびれや冷え、だるさといった症状が現れることもあります。T様の場合、まだしびれは出ていませんでしたが、このまま放置すれば、そうした症状が出てもおかしくない状態でした。
T様の施術では、肩甲骨の矯正にも重点を置きました。まず、横向きに寝ていただき、肩甲骨を内側に寄せる動きを加えながら、トムソンベッドで調整していきます。
左右両方の肩甲骨を矯正することで、肩甲骨が本来の位置に戻り、動きがスムーズになります。施術後、T様は肩が軽くなったことを実感されていました。
さらに、胸の前側の筋肉を伸ばすストレッチも行いました。背中にポールを入れて仰向けになり、腕を開いていくことで、短縮していた筋肉をゆっくりと伸ばしていきます。この施術により、巻き肩の改善が大きく進みました。
首の骨は7つの椎骨が積み重なってできています。正常な首は、緩やかなカーブを描いており、これがクッションの役割を果たしています。しかし、T様の首は、このカーブが失われ、まっすぐになっていました。
これをストレートネックと呼びます。ストレートネックでは、首の骨のクッション性が失われるため、頭の重みが直接首の骨にかかってしまいます。
さらに、T様の場合は首の骨が詰まった状態にもなっていました。骨と骨の間隔が狭くなり、その間を通る神経や血管が圧迫されていたのです。この状態は、頭痛の原因となることが非常に多いのです。
施術者から見て、T様の首の状態は「頭痛が出ていないことの方が不思議なレベル」でした。実際、これほど首が硬く詰まっている方の多くは、慢性的な頭痛に悩まされています。
T様の場合、まだ頭痛は出ていませんでしたが、これは体が限界まで耐えている状態とも言えます。痛みという信号は、体が「これ以上は危険だ」と教えてくれるサインです。
頭痛が出ていないからといって、首の状態が良いわけではありません。むしろ、感覚が麻痺してしまっている可能性もあります。頭痛が出る前に、予防的に首の状態を改善しておくことが重要です。
首の調整では、まず首の筋肉をゆっくりとほぐしていきます。T様の首は非常に硬かったため、慎重に時間をかけて行いました。「痛気持ちいい」という感覚が、適切な強さの目安です。
次に、首の骨の配列を整えていきます。トムソンベッドを使った調整に加えて、手技による細かな調整も行います。骨と骨の間隔を適切に保つことで、神経や血管への圧迫を解放します。
施術後、T様の首の可動域は大きく改善し、動きがスムーズになりました。この状態を維持することで、将来的な頭痛のリスクを大幅に減らすことができます。予防は治療よりも重要なのです。
T様は、枕を2つ重ねて使っていました。1つはそば殻の枕、もう1つはクッションです。低い枕では寝られず、高い枕でないと落ち着かないとのことでした。
この「高い枕でないと寝られない」という感覚は、首の硬さと深く関係しています。首が硬く、前に出た姿勢が固定されているため、低い枕では首が伸ばされて違和感や痛みを感じてしまうのです。
高い枕を使うことで、普段の姿勢に近い状態で寝ることができ、一時的には楽に感じます。しかし、これは根本的な解決にはなりません。むしろ、高い枕を使い続けることで、首の前傾姿勢がさらに固定されてしまうのです。
理想的な枕の高さは、仰向けに寝たときに、立っているときと同じ首のカーブが保たれる高さです。一般的には、後頭部が3センチから5センチ程度沈む程度が適切とされています。
しかし、T様のように首が硬く前に出ている方の場合、いきなり低い枕に変えると、首に痛みが出たり、眠れなくなったりすることがあります。そのため、まずは首の状態を改善し、徐々に枕の高さを調整していくことが大切です。
枕の素材も重要です。そば殻やパイプなどの硬めの素材は、首をしっかり支えてくれますが、柔らかすぎる枕は首が不安定になりやすいため注意が必要です。
T様には、まず現在の枕の高さを維持しながら、首の状態を改善していくことを提案しました。施術を重ねて首の硬さが取れてくれば、自然と低い枕でも眠れるようになっていきます。
また、寝る前のストレッチも効果的です。首を軽く動かしたり、肩を回したりすることで、筋肉の緊張をほぐし、より質の良い睡眠につながります。
睡眠の質が向上すれば、体の回復力も高まります。施術の効果も長持ちしやすくなり、症状の改善スピードも速くなります。睡眠環境の改善は、治療の重要な一部なのです。
T様の施術後の体の状態は、非常に良好でした。姿勢も改善し、可動域も大きく広がりました。しかし、この状態は残念ながら、長くても3日から5日程度で元に戻ってしまいます。
これは、長年かけて作られた体の癖や、日常生活での負担が、すぐには変わらないためです。骨格は一時的に正しい位置に戻っても、それを支える筋肉や靭帯は、まだ以前の位置を「正常」だと記憶しています。
そのため、時間が経つと、体は元の歪んだ状態に戻ろうとしてしまうのです。これを防ぐためには、正しい状態が定着するまで、適切な間隔で施術を継続する必要があります。
初期の段階では、週に1回から2回のペースで施術を行うのが理想的です。これにより、体が正しい状態を記憶し、徐々に戻りにくくなっていきます。
T様の場合、次回の施術は1週間後に設定しました。この間隔であれば、前回の施術の効果がまだ残っている状態で、次の施術を行うことができます。こうして、少しずつ良い状態を積み重ねていくのです。
間隔が空きすぎると、毎回元の状態に戻ってしまい、効率の悪い治療になってしまいます。時間とお金を無駄にしないためにも、適切な間隔での継続が重要です。
当院の治療のゴールは、単に今の痛みを取ることだけではありません。10年後、20年後も健康で動ける体を作ることが、本当のゴールです。
そのためには、症状が改善した後も、定期的なメンテナンスを続けることが大切です。車の定期点検と同じように、体も定期的にチェックし、調整することで、大きな不調を予防できます。
T様には、まず3ヶ月から6ヶ月かけて、症状を改善し体を安定させる期間を設定しました。その後は、月に1回から2回のメンテナンスで、良い状態を維持していく計画です。これが、長期的な健康への投資なのです。
飲食店での仕事中、完璧な姿勢を保ち続けることは難しいですが、少しの意識で大きな違いが生まれます。料理を運ぶときは、できるだけ体を起こした状態で運ぶように心がけましょう。
テーブルに料理を置くときも、腰だけを曲げるのではなく、膝を使って体全体を下げるようにすると、腰への負担が減ります。また、片足に体重をかけ続けるのではなく、時々重心を移動させることも大切です。
休憩時間には、背筋を伸ばして深呼吸をしたり、肩を回したりする簡単な体操を取り入れましょう。これだけでも、筋肉の緊張を和らげる効果があります。
自宅では、もう少し時間をかけたストレッチができます。まず、壁に手をついて胸を開くストレッチがおすすめです。壁に手のひらをつき、体を反対側にひねることで、胸の前側の筋肉を伸ばせます。
次に、肩甲骨を動かす体操も効果的です。両手を肩に置き、肘で大きな円を描くように回します。前回し、後ろ回しを各10回ずつ行いましょう。肩甲骨の動きが良くなり、肩こりの予防になります。
首のストレッチも忘れずに行いましょう。ゆっくりと首を左右に倒したり、回したりします。ただし、痛みが出る範囲では行わず、気持ち良いと感じる範囲で行うことが大切です。
入浴は、体をリラックスさせる最高の機会です。湯船にゆっくりと浸かることで、筋肉の緊張がほぐれ、血行も良くなります。温度は38度から40度程度のぬるめのお湯がおすすめです。
湯船の中で、首や肩を軽く動かしたり、マッサージしたりするのも効果的です。温まった状態では筋肉が柔らかくなっているため、ストレッチの効果も高まります。
入浴後は、ストレッチを行う絶好のタイミングです。体が温まっているうちに、先ほど紹介したストレッチを行うことで、より高い効果が得られます。毎日の習慣にすることで、体の柔軟性が維持されます。
施術後、T様は体の動きやすさに驚いていました。首を回す動作、肩を上げる動作、腰をひねる動作、すべてが施術前とは比べものにならないほどスムーズになっていました。
「こんなに動くんですね」というT様の言葉には、素直な驚きが込められていました。長年、制限された可動域の中で生活してきたため、本来の体の動きを忘れていたのです。
この動きやすさは、日常生活のあらゆる場面で実感できます。振り返る動作が楽になり、物を取る動作もスムーズになります。体が軽く感じられ、疲れにくくなることも期待できます。
施術後の写真を見たとき、T様は自分の姿勢の変化に目を見張っていました。施術前の写真と比べると、明らかに背筋が伸び、肩の位置も正しくなっていました。
「こんなに違うんですね」という言葉とともに、自分の体が本来持っている可能性を実感されたようでした。姿勢が良くなることは、見た目が良くなるだけでなく、体への負担が減ることを意味します。
鏡で自分の姿勢を確認する習慣も大切です。横から見たときに、耳・肩・腰が一直線上に並んでいるか、チェックしてみましょう。この意識を持つだけでも、姿勢は改善していきます。
施術直後は、まだ痛みや気持ち悪さが完全になくなったわけではありませんでした。しかし、体の根本的な問題が改善されたことで、これらの症状も徐々に軽減していくことが期待できます。
T様には、この先の治療計画について詳しく説明しました。継続して施術を受けることで、症状は確実に改善していきます。そして、最終的には痛みのない、快適な日常生活を取り戻すことができるのです。
「仕事に行きたくない」と思うほどの辛さから解放される日は、そう遠くありません。T様の前向きな姿勢と、適切な治療の継続が、必ず良い結果をもたらすでしょう。
ひつじ整骨院 蓮田院は、埼玉県蓮田市緑町に位置し、地域の皆様の健康をサポートしています。当院の最大の特徴は、トムソンベッドを使用した骨盤矯正による根本治療です。
表面的な症状だけを見るのではなく、体全体のバランスを整えることで、痛みの根本原因にアプローチします。骨盤・背骨・筋肉・内臓・血流・神経・自律神経・呼吸・栄養という、9つの視点から体を総合的に評価します。
施術は、アメリカで開発され30万人のデータに基づく技術を、日本人の体に合わせて体系化したものです。施術歴19年、延べ10万人以上の施術実績を持つ経験豊富なスタッフが、責任を持って対応します。
当院は完全予約制を採用しています。予約時間に来院いただければ、待ち時間なくすぐに施術を受けることができます。お待たせしても5分から10分程度です。
忙しい日常の中で、整骨院での待ち時間は大きなストレスになります。当院では、患者様の貴重な時間を無駄にしないよう、時間管理を徹底しています。
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初回は、カウンセリングと検査に時間をかけるため、60分ほどお時間をいただきます。2回目以降は40分程度で、効率的に施術を行います。
初期の段階では、週に1回から2回のペースをおすすめしています。症状の程度や体の状態によって異なりますが、最初の3ヶ月から6ヶ月は、体を安定させる期間として集中的に通っていただくことが理想的です。
症状が改善し体が安定してきたら、月に1回から2回のメンテナンスに移行します。定期的なメンテナンスにより、良い状態を維持し、痛みの再発を防ぐことができます。
トムソンベッドを使った施術は、音は大きいですが痛みはほとんどありません。2歳の子どもから90代の高齢者まで、安全に受けていただける施術法です。
もし施術中に痛みや違和感があれば、すぐにお伝えください。強さを調整したり、別の方法を選択したりすることも可能です。患者様の体の状態に合わせて、最適な施術を行います。
動きやすい服装であれば、特に指定はありません。ジーンズやスカートなど、体を締め付ける服装は避けていただいた方が良いでしょう。
着替えが必要な場合は、院内で着替えていただくことも可能です。お気軽にお申し付けください。
当院の骨盤矯正や整体施術は、自費診療となります。保険適用の施術もありますが、根本治療を目的とした施術は自費診療となることをご了承ください。
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急な体調不良などやむを得ない事情の場合は、当日でもご連絡いただければ対応いたします。
施術後は、体が変化している状態です。激しい運動や重い物を持つことは、当日は避けていただくようお願いします。
また、水分をしっかり摂ることも大切です。施術により血流が良くなるため、老廃物の排出を促すために、普段より多めに水を飲むことをおすすめします。
肩こりや首の痛み、それに伴う気持ち悪さは、単なる筋肉の疲労だけが原因ではありません。骨盤の歪みや姿勢の悪さが、全身に影響を及ぼし、さまざまな症状を引き起こしているのです。
T様の事例が示すように、骨盤を正しい位置に戻し、全身のバランスを整えることで、驚くほど体は変化します。可動域が広がり、姿勢が良くなり、痛みも軽減していきます。
しかし、一度の施術で完全に治るわけではありません。長年かけて作られた体の癖を改善するには、継続的な治療が必要です。適切な間隔で施術を受け、日常生活でのセルフケアも取り入れることで、根本的な改善が可能になります。
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