肩がこる、首が痛い、腕にしびれが出る。そんな症状に何年も悩まされている方は少なくありません。整体に通ったり、薬を飲んだり、湿布を貼ったりしても、なかなか改善しない。そんな経験はありませんか。
実は、肩こりや首の痛み、しびれといった症状の原因は、痛みを感じている場所とは別のところにあることがほとんどです。首や肩だけを治療しても、根本的な解決にはならないのです。
今回は、5年間も肩こりと首のしびれに悩まされ続けたA様の事例をもとに、なぜ症状が改善しなかったのか、そして骨盤矯正を中心とした根本治療でどのように変化したのかをご紹介します。
A様は台湾と日本を行き来するテレビプロデューサーとして活躍されている方です。デスクワークで長時間パソコンに向かうことも多く、現場ではリハーサルや本番で歩き回ることもあるという、体への負担が大きい仕事をされています。
5年前から首から肩にかけて強いこりを感じるようになり、次第に両腕にしびれが出るようになったそうです。病院で診察を受けたところ、頸椎の4番目から7番目の神経が圧迫されているという診断を受けました。
その後、整体に通ったり、薬を飲んだりしましたが、効果はほとんど感じられませんでした。「もういいか」と諦めかけていたところ、インスタグラムでひつじ整骨院 蓮田院を見つけ、来院されたのです。
多くの方が肩こりや首の痛みに対して、マッサージや電気治療、湿布、痛み止めの薬といった対処療法を選びます。これらの方法は一時的に症状を和らげることはできますが、根本的な原因を取り除くものではありません。
痛みを感じている部分だけを治療しても、体の土台である骨盤や背骨の歪みが残っていれば、すぐに元の状態に戻ってしまいます。A様も同じように、首や肩だけの治療を繰り返していたため、5年間も症状が改善しなかったのです。
人間の体は、骨盤という土台の上に背骨が積み重なり、その上に頭が乗っている構造になっています。この土台である骨盤が傾いたり歪んだりすると、その上に乗っている背骨も曲がってしまいます。
背骨が曲がると、体はバランスを取ろうとして筋肉を緊張させます。特に首の部分では、頭の重さを支えるために常に大きな負担がかかっています。成人の頭の重さは約5キログラムもあり、姿勢が悪くなるとその負担はさらに増加します。
A様の場合、骨盤が左側に傾いており、それに伴って背骨が逆S字のように歪んでいました。この歪みによって、首の6番目と7番目の骨に特に大きな負担がかかっていたのです。
現代人の多くはパソコンやスマートフォンを長時間使用します。画面を見るために自然と顎が前に出て、肩が丸くなる猫背の姿勢になりがちです。
この前傾姿勢が続くと、首の関節に持続的な負担がかかります。首から出ている神経は腕につながっているため、首の骨が神経を圧迫すると、腕にしびれが出ることがあります。
A様もテレビプロデューサーという仕事柄、長時間のデスクワークが避けられませんでした。さらに現場での立ち仕事も加わることで、体への負担は二重になっていたのです。
多くの人は無意識のうちに、体重を左右どちらかにかける癖を持っています。右利きの人は左側に体重をかける傾向があり、これが骨盤の歪みにつながります。
A様も右利きで、普段から左側に体重をかける癖がありました。この習慣が長年続いたことで、骨盤が左側に傾き、背骨全体が歪んでしまったのです。
こうした日常生活の中での小さな癖の積み重ねが、やがて大きな体の歪みとなり、肩こりや首の痛み、しびれといった症状として現れます。
ひつじ整骨院 蓮田院では、初回の来院時に約45分をかけて丁寧なカウンセリングと検査を行います。A様の場合も、まず詳しくお話を伺い、症状がいつから始まったのか、どのような治療を受けてきたのかを確認しました。
次に姿勢の写真撮影を行い、体がどのように歪んでいるのかを視覚的に確認します。後ろ、横、正面の3方向から撮影することで、骨盤や背骨の状態を正確に把握できます。
さらに、実際に体を触って骨盤や背骨の位置を確認します。A様の場合、左の骨盤が大きくずれており、首の筋肉も非常に硬くなっていることが分かりました。
姿勢の確認に加えて、首や体がどれくらい動くかを検査します。姿勢が良い人は首を左右に大きく回すことができますが、負担がかかっている人は動く範囲が制限されます。
A様に首を左右に回してもらったところ、右側への回転が特に制限されていました。また、後ろを振り返る動作や、上を見上げる動作もスムーズにできない状態でした。
この検査によって、どれだけ首や肩に負担がかかっているかを客観的に把握できます。治療後に再度同じ検査を行うことで、改善の度合いを実感していただけます。
検査の後、A様には一時的に骨盤を調整するベルトを巻いていただきました。このベルトは骨盤を正しい位置に導くもので、巻いた状態で再度首の動きを確認しました。
すると、先ほどまで制限されていた首の動きが明らかにスムーズになり、A様からは「実位感がすごく楽になりました」という言葉をいただきました。ベルトを巻いただけで変化が出たということは、肩こりや首の痛みの原因が骨盤の歪みにあることの証明です。
この体験によって、A様は首や肩だけの治療ではなく、骨盤から整える必要性を実感されました。
ひつじ整骨院 蓮田院では、トムソンベッドという特殊な治療用ベッドを使用します。このベッドは空気圧で1センチほど上下に動く仕組みになっており、その動きを利用して骨格を調整します。
音は鳴りますが、骨をボキボキと鳴らすような強い刺激はありません。小学生から高齢の方まで安心して受けられるソフトな治療です。
A様にも最初にベッドの説明をし、安心して施術を受けていただけるよう配慮しました。うつ伏せになっていただき、まずは骨盤から調整を始めます。
施術は骨盤から始めます。A様の場合、左の骨盤が特に硬く、歪みも大きかったため、丁寧に時間をかけて調整しました。
骨盤の位置が整ったら、次は背骨の調整に移ります。背骨は首から腰まで一本の柱のようにつながっているため、全体のバランスを見ながら調整していきます。
最後に首の調整です。A様の場合、頸椎の6番目と7番目に特に負担がかかっていたため、この部分を重点的に調整しました。施術中、「だいぶご負担かかってますね」とお伝えすると、A様も「よく我慢されてましたね」という言葉に頷かれていました。
骨盤と背骨の調整に加えて、股関節と肩甲骨の調整も行います。股関節が硬いと骨盤の動きが制限され、肩甲骨の位置がずれると肩こりの原因になります。
A様の股関節はかなり硬く、本来であれば太ももがお腹につくはずが、そこまで曲がらない状態でした。また、肩甲骨も本来の位置からずれており、肩が前に巻き込んでいました。
これらの部分も丁寧に調整することで、全身のバランスが整い、首や肩への負担が軽減されます。
施術後、再度首の動きを確認しました。施術前は右側への回転が制限されていましたが、施術後は「さっきの引っかかってる感じが全然なくなって」とA様から嬉しい言葉をいただきました。
後ろを振り返る動作も、施術前に比べてスムーズに動くようになりました。上を見上げる動作も改善され、首の可動域が大きく広がったことが確認できました。
この変化は、骨盤と背骨を整えたことで、首にかかっていた負担が軽減された結果です。首だけを治療していては得られない効果です。
施術後に再度姿勢の写真を撮影し、施術前の写真と比較しました。左側が施術前、右側が施術後の写真です。
施術前は頭が左側に傾き、肩が丸くなっていましたが、施術後は頭の位置が中心に近づき、肩のラインもまっすぐになっていました。
A様も写真を見て「これが比較的平均な状態ですね」と納得され、自分の姿勢がどれだけ改善したかを実感されました。
施術後、A様からは「実位感がすごく楽になりました」という感想をいただきました。5年間続いていた肩こりと首のしびれが、たった1回の施術で軽くなったのです。
もちろん、1回の施術ですべてが完治するわけではありません。長年かけて作られた体の歪みは、すぐに元に戻ろうとします。しかし、正しい治療を続けることで、体は少しずつ正しい姿勢を覚えていきます。
A様も「明日